『カウントダウン☆テロル』

これで一番最初に突撃しようと準備していたけど、ふざけているし、あまりにも面白くないのでやめた。

『カウントダウン☆テロル』


「私の創った結界領域《お茶会》へようこそ★」ゴスロリ服を着た幼女がサーカスの道化よろしく高らかに宣言した。「それじゃあルールを説明するねっ。ここに入るは二十人、ここから出るのは一人だけ! 武器や能力持ち込み自由! 新人老人関係ないないっ! どう? 簡単だよねっ」「ま、私が勝つに決まってるんだけど。……え? なんでわざわざ二十人も入れるのかって? 相手するのがめんどくさいの。十九人まとめて殺るのが超快感!」「邪魔はないから大丈夫、この領域は絶対安心! 私やあなたを殺すには、ここに来るしかないんだから。遠隔射撃は全く無意味。外野が吠えても届かない!」「さあさあさあさあ、誰が私と遊んでくれる? どんな武器で殺してくれる? 遅れて来たって入れたげない! 時間には厳しい方なのゴメンナサイ」「これが私の武器《イ・プシロン》! 制限を越えた力をここで使うと自動でその胸貫いちゃう! 制限オーバにご注意を!」(401) ゴスロリ幼女は自らの《イ・プシロン》に胸を貫かれ、既に命を落としていた。「このぽんこつ武器っ、±2割までは能力オーバーしてもいいって設定したでしょっ……」(485)